Fate/kaleido grail  〜合わせ鏡の聖杯戦争〜 0.ゲーム概要 プレイ人数:2〜7人 プレイ時間:60〜120分程度 対象年齢:〜99歳 このゲームは、TYPE-MOONより発売されているゲーム、『Fate/stay night』の世界観をモチーフにしたカードゲームです。 各プレイヤーは、聖杯戦争の参加者たる「マスター」と、マスターが従える伝説の英霊「サーヴァント」を操ります。そして、聖杯を手に入れるため、他のサーヴァントを倒して聖杯戦争を勝ち抜いていきます。 Fate本編では起こりえなかった戦いを、お楽しみ下さい。 〜汝まだ見ぬ戦いを欲するならば、その身をもって物語を紡げ〜 1.パッケージ内容(計83枚) @マスターカード(8枚) Aサーヴァントカード(10枚) B魔力カード(50枚) C運命カード(8枚) D令呪・HP管理カード(7枚) 上記のカードにチャートカード7枚とゲームマニュアル(本紙)が付属します。開封しましたら、最初にすべての内容物がそろっていることをご確認ください。 2.用意するもの 令呪・HP管理カードに置くマーカーを、プレイヤー1人当たり2個。 3.ゲーム進行 ゲーム概略 このゲームでは、各マスターが策謀を巡らし準備を整え、聖杯戦争の運命のおもむくままに他のマスター達との戦いに臨みます。サーヴァントの能力だけではなく、いかに戦略を駆使し魔力供給を行い万全の準備を整えるかが重要です。 勝利条件 聖杯戦争を戦い抜き、最後の一人として生き残ることです。 ゲーム前準備 このゲームでは、各種カードを展開する場所のことを“場”と呼びます。場には以下の進行に従ってカードが置かれます。 まず、ゲームに入る前に以下の準備をして下さい。 ・魔力カードをシャッフルして、裏向きに場に置きます。これを“山札”と呼びます。山札が無くなった場合は、捨て札をシャッフルして山札を作り直して下さい。 ・1〜7番までの運命カードを用意します。運命カードをシャッフルして各プレイヤーが引き、マスター決めの順番を決定します。 ・マスターとサーヴァントを決めます。順番に従ってマスターカードを1枚選んで下さい。サーヴァントは、選んだマスターに従って、以下の組み合わせの中から1枚を選んで下さい。 〈マスター〉              :〈サーヴァント〉 衛宮士郎(えみやしろう)        :セイバー(アルトリア) 遠坂凛(とおさかりん)         :アーチャー(エミヤ) 間桐桜(まとうさくら)         :ライダー(メドゥーサ) 葛木宗一郎(くずきそういちろう)    :キャスター(メディア) イリヤスフィール・フォン・アインツベルン:バーサーカー(ヘラクレス) 言峰綺礼(ことみねきれい)       :ランサー(クー・フーリン) 言峰綺礼(ことみねきれい)       :アーチャー(ギルガメッシュ) 間桐臓顕(まとうぞうけん)       :真アサシン(ハサン・サッバーハ) バゼット・フラガ・マクレミッツ     :ランサー(クー・フーリン) バゼット・フラガ・マクレミッツ     :アヴェンジャー(アンリマユ) 選択したマスターカードとサーヴァントカードは、他のプレイヤーに見えるようにして場に置いて下さい。 *シャッフルモード:オプションルールとして、好きな組み合わせでマスターとサーヴァントを選択することもできます。この場合、サーヴァントカードはマスター決定後、順番が後ろのプレイヤーから決定して下さい。 ・令呪・HP管理カードの上に、サーヴァントのHPと初期令呪に従ってマーカーを置いて下さい。初期令呪数は参加プレイヤーの数によって、以下のように変わります。 参加プレイヤー:初期令呪数 2〜4人  :2 5〜7人  :3 最後に、全プレイヤーが山札から1枚魔力カードを引いて下さい。プレイヤーの持つ場に出されていない魔力カードを“手札”と呼びます。手札は、他のプレイヤーに見えないように持って下さい。ただし、手札を何枚持っているかは、他のプレイヤーが確認できるようにして下さい。 以上で、ゲームの準備は終了です。 ターン このゲームでは、以下の手順を“ターン”と呼びます。勝利者が確定するまでターンを繰り返します。各パートの詳細は次項で説明します。 〈ターン進行〉 1)順番決定パート  ・運命カードを引いて、このターンの順番を決定する   2)戦略パート  順番に従って、全員が以下の戦略フェイズを行う  ・戦略フェイズ(下記の@〜Cの順番で進行する)   ┣@行動選択:通常行動か潜伏かを選択する   ┣A魔力補給:マスターの魔力ランクに従ってカードを引く   ┣B戦略決定:手札から1枚選び、戦略カードとして場に置く   ┗C魔力蓄積:手札から1枚選び、魔力蓄積カードとして場に置く 3)戦闘パート  順番に従って、通常行動を選んだ全員が以下の戦闘フェイズを行う  ・戦闘フェイズ(下記の@〜Cの順番で進行する)   ┣@対戦指名:対戦相手を指名し、指名した相手と戦闘に入る   ┃      指名者は魔力カードを1枚引く   ┣A戦闘行動(先攻):次の流れで戦闘行動を行う   ┃【介入】→【攻撃】→【防御】→【ダメージ決定】→【死亡判定】   ┣B戦闘行動(後攻):先攻と同様   ┗C撤退選択:先攻→後攻の順で、撤退するかどうかを選択する          撤退者がいない場合、Aに戻り同様に繰り返す 4)エンドパート  ・枚数チェック:戦略カードを手札に戻し、マスターの最大魔力を越えた分の魔力カードを選択して捨て札にする  ・勝者が決定していない場合、1)に戻る 〈順番決定パート〉 1〜7番までの運命カードをシャッフルしてプレイヤーに引かせ、このターンでの順番を決定します。 残り2人の場合8番【柳洞寺大空洞】を加え1〜8で決定します。 引いた運命カードは場に置いて、全員が見えるようにして下さい。 以降この順番でターンを進行し、順番は毎ターン決定し直します。 〈戦略パート〉 戦略パートは、戦闘の前に様々な準備をするパートです。各プレイヤーが、順番どおりに以下の@〜Dからなる戦略フェイズを行います。 ・戦略フェイズ @行動選択 このターンに自分から戦闘を仕掛けるかどうかを選択します。この選択で、魔力補給の枚数や戦略カードの設置が変化します。 i)潜伏 戦闘をせずに隠れ潜みます。潜伏を行うときは、宣言をしてマスターカードを横向きにして下さい。このターンには対戦指名を行いません(指名されることはあります)。 次の制限があります。 ・魔力補給で引けるカードの枚数が1枚になる(特殊能力【古代の魔術士】は有効) ・戦略決定で戦略カードを置けない。 ii)通常行動 潜伏宣言を行わなければ、通常行動とみなします。 このターンに対戦指名を行います。 A魔力補給 山札から、マスターの魔力ランクに等しい数の魔力カードを引き、手札に加えます。潜伏を選択した場合は、魔力ランクに関係なく1枚のみ手札に加えます。 B戦略決定 手札から1枚選び場に公開します。このカードを“戦略カード”と呼びます。 戦略カードは出さないことを選択しても構いません。ただし、潜伏を選択した場合は、戦略カードは置けません。 戦略カードには次の追加効果があります。 ・通常の【発動】タイミングに加えて、自分の参加していない戦闘フェイズにも使用することができる。 ・効果を使用しても捨て札にならない。 C魔力蓄積 手札から1枚選んで裏向きに場に伏せます。この魔力カードを“魔力蓄積カード”と呼び、特殊能力や宝具のコストとして魔力消費するとき2枚分として扱います。ただし、書かれた効果は使うことができず、また戦闘フェイズ中にしかコストとして消費できません。さらに手札に戻す手段もありません。 魔力消費するときコストが1の特殊能力等の消費にも使えますが、その場合差分1は即座に消失します。 魔力蓄積は1ターンに1枚だけ行うことができ、合計で2枚までとなります。魔力蓄積はしなくても構いません。 魔力蓄積カードはエンドパートでの枚数チェックに含まれません。 *特殊能力・魔力カード使用 手番のプレイヤーは、戦略フェイズに使用可能な特殊能力や魔力カードを、手番の戦略フェイズ中使用することができます。一部の宝具も使用することができます。 〈戦闘パート〉 戦闘パートは他のプレイヤーと戦闘をするパートです。通常行動を選んだ各プレイヤーが順番どおりに以下の戦闘フェイズを行います。 ・戦闘フェイズ @対戦指名 戦闘を行う相手を指名し、指名した相手と戦闘フェイズに入ります。指名相手の持つ運命カードが戦場となり、その霊地効果が両プレイヤーと【介入】を行ったプレイヤーに適用されます。 特別な効果がない限り、先攻は手番のプレイヤーになります。 指名を行ったプレイヤーは対戦指名が成立した後、山札から1枚引いて手札に加えて下さい。 A戦闘行動 先攻・後攻のプレイヤーが以下の戦闘行動を1回ずつ行います。 【介入】 戦闘フェイズに参加していないプレイヤーが、介入可能の特殊能力・宝具を使って、戦闘に参加しているプレイヤー1人に攻撃を仕掛けることができます。介入をするプレイヤーは【攻撃】に入る前に宣言を行って下さい。介入を行うプレイヤーが複数いた場合、運命カードの順番どおりに処理します。 プレイヤー1人が【介入】を行えるのは、戦闘フェイズ中に1回です。 介入攻撃を受けたプレイヤーは、通常の【攻撃】と同じように処理をして下さい。 【攻撃】 以下の攻撃方法から1つ選択します。  ・通常攻撃  サーヴァントの攻撃力で攻撃します。サーヴァントの「攻撃」の数値を用います。  ・特殊攻撃  サーヴァントもしくはマスターの、攻撃力を持つ特殊能力を用いて攻撃します。特殊能力の攻撃力を用います。  ・宝具攻撃  種別【攻撃】の宝具で攻撃します。  宝具の効果に記述された攻撃力を用います。 以上から選択した攻撃の攻撃力に、特殊能力・魔力カード・令呪等の効果を適用した合計値が攻撃力の最終値になります。 【防御】 サーヴァントの「防御」の数値に、特殊能力・魔力カード・令呪等の効果を適用した合計値が防御力の最終値になります。 また、種別が【攻撃】で相殺可と書かれた宝具は、同じく相殺可と書かれた宝具による攻撃に対しての防御に使うことができます。この場合宝具の攻撃力分だけ攻撃力を軽減します。防御側宝具の攻撃力が攻撃側宝具の攻撃力を上回った場合には、攻撃側にダメージが与えられます。その場合攻撃側は、宝具攻撃力の差からサーヴァントの防御力を引いた値をHPから減らしてください。 【ダメージ決定】 ダメージは、攻撃側の攻撃力の最終値から、防御側の防御力の最終値をひいた値になります。防御側はこの値をHPから減らして下さい。 また、防御側は、このタイミングで、種別【防御】の宝具を使用することができます。防御宝具を使用した場合、その効果に従ってダメージを軽減して下さい。 【死亡判定】 この時点で、HPが0以下になったサーヴァントの所持プレイヤーはゲームから脱落となります。 戦闘フェイズの最後に、敗北したプレイヤーは、自分を倒したプレイヤーに手札と戦略カードを全て渡して下さい。これらのカードは、渡した相手の手札になります。魔力蓄積カードは捨て札になります。これらは【介入】による脱落でも同様です。 脱落したサーヴァントがいた場合、その時点で戦闘フェイズは終了となります。 ・特殊能力・魔力カード使用 戦闘フェイズに参加しているプレイヤーは、使用可能な攻撃以外の特殊能力・魔力カードの効果を戦闘フェイズ中の好きなタイミングで使用できます。 また、これらの効果によって攻撃力や防御力がマイナスになることはありません。 戦闘に参加していないプレイヤーは、戦略カードに限り効果を戦闘フェイズ中いつでも使用することができます。 B撤退行動 戦闘フェイズを終了することを選択できます。撤退を行う場合はHPを1点減らして下さい。 このHP消費でHPが0以下になる場合は撤退できません。 撤退を選択する順番は、先攻→後攻の順番になります。 撤退するプレイヤーがいない場合、Aに戻り同様に繰り返して下さい。 もし、双方ダメージが与えられず膠着した場合は、先攻が撤退を選択して下さい。 〈エンドパート〉 ターン終了処理を行うパートです。以下の処理をして下さい。 ・枚数チェック 戦略カードを手札に戻し、手札の枚数がマスターの最大魔力を越えている場合は越えた分の枚数を選んで捨て札として下さい。 また【発動】が戦略の魔力カードは、枚数チェック前にエンドパートで使用することができます。 この時点で、2人以上のプレイヤーが残っている場合、次ターンに移行します。 4.特殊能力・魔力カードの使用 特殊能力・魔力カードには以下のような使用制限があります。 ・同じ特殊能力を効果使用中に重ねて使用することはできません。 ・戦闘フェイズ中は、介入を含む戦闘に参加していないプレイヤーに対して特殊能力・効果を使うことはできません。 ・攻撃力を増減する特殊能力・魔力カードの効果に、単に「攻撃力」と書いてある場合は、通常・特殊・宝具の全ての攻撃力を含みます。 ・特殊能力の効果は、介入可能なものなど一部を除き、自分の手番の戦略フェイズと自分の参加する戦闘フェイズにのみ使用できます。介入攻撃では戦闘に参加したことにはなりません。 ・魔力カードの効果は【発動】と【持続】に従って、以下の使用タイミングと持続時間を持ちます。 【発動】カード効果の使用できるタイミングです。  ・戦略:自分の手番の戦略フェイズとエンドパート中に使えます。  ・戦闘:自分の参加する戦闘フェイズに使えます。  ・対抗:他のプレイヤーが使った魔力カードや宝具など、他の行動に割り込んで使用できます。  ・自動:ターン中常に効果を発揮します。自分にしか効果がありません。  ・特殊:カードの記述に従ってください。 【持続】効果発動後の持続時間です。  ・ターン:ターン中持続します。  ・戦闘:1戦闘フェイズ中持続します。  ・戦闘行動:1戦闘行動中持続します。  ・瞬間:効果を発揮した瞬間に終了します。 〈魔力カードの使用法〉 魔力カードには以下の3種類の使用法があります。 ・通常使用:手札の効果を使用する。持続内だけ場に置かれ効果終了後捨て札となる。 ・戦略使用:戦略カードの効果を使用する。使用しても捨て札にならない。自分の参加していない戦闘フェイズにも効果を使用することができる。 ・魔力消費:特殊能力や宝具のコストとして使用される。基本的に1枚で魔力消費1となる。手札・戦略カード・魔力蓄積カードの全てから使用でき、魔力消費後捨て札になる。戦略カードを魔力使用した場合、その戦略カードの効果は即座に消失する。 5.ゲーム中に行える特殊行動 各プレイヤーは、以下の行動をいつでもあらゆる順番を無視して行うことができます。 これらの行動は、特殊能力やカードの効果よりも早く発生します。 〈令呪〉 全プレイヤーは令呪の回数分だけ、いつでも以下の効果を用いることができます。1回の使用で得られる効果は1種類のみです。 @魔力カードを3枚引く。 A戦闘からHP消費無しで即時撤退する。この行動は相手の攻撃行動中でも可能である。この場合ダメージ処理はキャンセルされ、戦闘フェイズは終了する。 B1戦闘フェイズ中、サーヴァントの攻撃力と防御力が+3される。この効果は特殊攻撃や宝具攻撃にも適用される。マスターの特殊攻撃や宝具には適用されない。 キャスターがアサシンを召還している場合、この効果はキャスターとアサシン両方に適用される。 CHP5回復。 令呪を使用した場合は、令呪の残数を減らして下さい。 〈HP変換〉 全プレイヤーはHPを2消費することで、魔力カードを1枚引いて手札に加えることができる。 ただしこの行動によってHPが0以下になる場合HP変換は行えない。 6.カード説明 @マスターカード プレイヤーの分身であるマスターについて書かれたカードです。 ・名称:マスターの名前です。 ・最大魔力:エンドパートで残すことができる手札の枚数を表します。 ・魔力ランク:魔力補給で引くことのできる魔力カードの枚数を表します。 ・特殊能力:ゲーム中に使うことのできる特殊能力について書かれています。 Aサーヴァントカード マスターの操る伝説の英霊であるサーヴァントについて書かれたカードです。 ・名称:サーヴァントのクラスや英霊の名前です。 ・HP:サーヴァントの耐久力です。0以下になると聖杯戦争から脱落となります。また、特殊能力や魔力カードの効果では、この値を超えて回復はしません。 ・攻撃:サーヴァントの通常攻撃力です。 ・防御:サーヴァントの防御力です。 ・特殊能力:サーヴァントの特殊能力について書かれています。 ・宝具:サーヴァントの持つ伝説のアイテム〈宝具〉について書かれています。  【種別】宝具の使用種別です。種別「攻撃」は【攻撃】時に「防御」は【ダメージ決定】時に使用できます。「特殊」のものは記述に従って使用します。  【消費】宝具を使用するのに必要な魔力消費です。  【効果】宝具の効果です。 B魔力カード マスターの持つ魔力や、戦略、運などを表すカードです。 名称:このカードの名前です。 【発動】カード効果の使用できるタイミングです。 【持続】効果発動後の持続時間です。 【効果】このカードの効果について書かれています。 C運命カード ゲーム中でのプレイヤーの行動順や、マスターの行動している場所・戦場など、偶然に訪れる運命的なものを表すカードです。 ・番号:行動順を表します。1〜8まであり、小さい順に行動します。 ・場所:行動している場所の名前です。 ・霊地効果:この運命カードを持つプレイヤーが戦闘相手に指名されたときに、介入者と戦闘参加プレイヤーに戦闘中与えられる効果です。 D令呪・HP管理カード 令呪とHPの残数を管理するカードです。各残数に等しいマスに適当なマーカーを乗せて使用して下さい。 企画・開発 A&D WORKS 製作協力 IOSYS http://www.iosysos.com/ 開発スタッフ ゲームデザイン: MOC デザインアシスタント: GIGYO カード・パッケージデザイン: 宮戸建 テストプレイヤーその他協力: kiku・tsZ・しゃちょう・Ruin・daybreak・KAZE・whk・ジャーマネ・ はかせ・もも・影閃・たくや・ひくら イラストレーター: あづま笙子・奥森千拾・騎竜まこと・金色屋弁慶・桜二等兵・ シンゴ・はずみなりゆき・冬和こたつ・まる。・Wakky (五十音順・敬称略) ゲームのサポートや、FAQは以下のサイトでおこなっています。 A&D WORKS公式サイト http://adworks.blog71.fc2.com/